
山形県鶴岡市大山西部に位置する高舘山(たかだてやま)の裾野には2つの淡水池「上池・下池」があります。
農業用のため池として400年前から利用され、面積は南側に位置する上池が15ha、北側に位置する下池は24haあり現在もその役割を果たしております。農業用水だけではなく地域の人々の暮らしにかかわり、季節ごとに景色を楽しめる遊歩道は市民の憩いの場となっています。
また上池・下池には毎年2万羽以上の水鳥が飛来します。冬にはコハクチョウやマガモのなど渡り鳥の重要な飛来・越冬地として重要な湿地であると認められ、平成20年(2008年)10月に「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」ラムサール条約登録湿地に認定されました。
池周辺には都沢湿地(みやこざわしっち)が広がり、ブナ林や湿地特有の多様な動植物が共生、生息しています。四季を通じて様々な植物や野鳥を観察でき、自然学習の場としても活用されています。
両池では7月中旬より湖面に蓮の花が咲き始め、最盛期の8月には池一面が蓮に覆われ素晴らしい光景を見ることができます。地域の人たちはその恵みを大切にし、上池・下池の蓮を守り続けています。管理をしている大山浮草組合は毎年8月10日、11日に蓮の花や葉の収穫をし販売をしています。地域ではこの蓮の花とタンポ(果托)を仏前に供え、旧盆の行事として祖先の霊を祀ります。
残念ながら近年は、上池の蓮が減少しております。大山浮草組合と鶴岡市自然学習交流館 「ほとりあ」では多方面から環境の変化を探り、市民参加型のワークショップなどを通じて様々な取り組みをしております。

~鶴岡市自然学習交流館ほとりあホームページより~
森林浴の森百選に選ばれている高館山、ラムサール条約登録湿地の大山上池・下池、多様な生態系が共生、生息する都沢湿地の豊かな自然を活用し、子ども達をはじめ市民みんなが自然にふれあい、交流する施設です。
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