山形県鶴岡市酒造りのまち 尾浦の里大山 大山観光協会

桜の名所 大山公園

古城の歴史と眺望を楽しめる公園

大山公園桜並木
尾浦城主武藤家遺蹟塔
躑躅ヶ丘入口「尾浦城主武藤家遺蹟塔」

 大山公園は太平山三吉神社 金剛山古峰神社 鳥打山を中心に造園整備され、昭和18年に「大山公園」と名付けられました。 園内は遊歩道やあづまやが整備されており、約1時間ほどで散策することができます。 大山公園には城跡が残り歴史を感じさせる趣があります。 古の人々は、眺めがよい場所で歌を詠み残しており、それらは「尾浦八景」と呼ばれ8か所それぞれの場所に石碑あり場所名と歌が紹介されております。 その名の通り、足をとめて見渡すその眺望は素晴らしいものです。 雪解け頃の月山や鳥海山は勇壮であり、季節時折に変わる山々と庄内平野の眺めは大山公園自慢の眺望です。 4月になると桃やこぶし・しだれ桜・ソメイヨシノ・八重桜…と次々に花を咲かせる大山公園にはカメラを持った方、犬と一緒に散歩を楽しむ方(マナーは守ってください)高館山登山の準備する方でにぎわいます。

大山公園案内MAP >>

尾浦の里 尾浦(大浦)城址

 大山公園には、太平山の本丸跡を中心に空堀、太古橋、やぐら跡など戦国大名武藤氏の居城であった尾浦(大浦)城址の城山を感じさせる趣があります。 江戸時代になると頃は城主が途絶え天領と庄内藩預かりなどをめぐらせておりました。 幕末になると、大山騒動(※1)に参加した人々に対する幕府からの重い処罰を免れたことを大山村の田中政春が三吉大神に感謝し、尾浦城山に八百余本の桜・桃の木を植えました。 これが城山の桜植樹のはじまりとなり、その後庄内藩主酒井忠発が、大庄屋佐藤順太に命じて大山組村々から桜を買上げて植付けさせました。 以来城山は桜の名所として、今も多くの人々に親しまれております。

※1 大山騒動
 大山の地は天領と呼ばれる土地であったが庄内藩の預り地となったとき、大山の住人たちは引続き天領を望んで一揆を起こした。 この騒動の代表は江戸に上って勘定奉行や老中や駕籠訴したが、酒井家でも手を打っていて結局は農民側の敗北に終わり刑罰が下されることになった。

桜の名所『大山公園 桜ウィーク』開催

旭台の桜
加藤嘉八郎翁銅像がある旭台
桜ウィークミニマルシェ
 イベント開催 ミニマルシェ

お花見を楽しむイベントも開催

「桜ウィーク」期間中、さくらまつり実行委員会主催で、1日だけのお花見イベントが開催されます。 ミニマルシェでは軽食お弁当やおにぎり、飲み物、かき氷や菓子類、もちろん大山の銘酒も販売。 お友達や家族でゆっくりと散策しながら、お花見を楽しめます。
※雨天の場合も地区の施設内ホールで開催しております(チラシでご案内)

さくらウィークチラシ >>

大山公園駐車場をご利用ください

広い駐車場も完備しております。トイレ、児童遊園地が隣接しておりますので、十分に気を付けて走行ください。

「黒川能」との関わり

 鶴岡市櫛引地域の「春日神社」神事能である「黒川能」は国の重要無形民俗文化財に指定され、生活に根ざした貴重な民俗芸能です。 その起源は諸説あり、一説に「庄内地方を領有した武藤氏が上洛したおり、京から能役者を連れて帰ったのではないか、その後を慕って下向した能役者がいたことが始まりなのではないか」とあります。
この説に基づき、大山と黒川能の関係性から"大山公園さくらまつり"では黒川能を平成12年4月から平成24年4月まで、毎年公演をしていただいていおりました。